『APUインターン生が見た別府』最高な別府〜秋の肌寒い日に心も身体も温まる〜

今月は、別府に来る旅行者のための、オリジナルのモデルルート（旅程）を考え、作成しました。

コンテンツ一覧
10月はオリジナルモデルルートづくり
明礬（みょうばん）：別府の景色を眺めながら食事
鉄輪：また戻ってきたくなるエリア
今月のオススメ温泉：自然感じる塚原温泉
さて、次はどうする？

10月はオリジナルモデルルートづくり 

皆さん、こんにちは。私の記事へようこそ！ 「Wander Compass Beppu（以下、ワンダーコンパス別府）」という、Tourists Hub & Lounge（交流型観光案内所）で現在インターンをしているSherlyです。先月は、別府の街を探索し、”まず自分たちが別府を知ること”が目的でした。今月は、別府に来る旅行者のための、オリジナルのモデルルート（旅程）を考え、作成しました。

ワンダーコンパス別府に来る旅行者と話していく中で、別府での滞在時間が1日や週末に限られているという傾向があることに気づきました。限られた時間ですが、しっかりと計画を立てれば、別府の魅力を十分に味わうことができると思います。

今回私が考えたモデルコースでは、別府の明礬（みょうばん）エリアと鉄輪（かんなわ）エリアにフォーカスしました。私の別府探訪の経験から、この2つのエリアは最高の景色を満喫でき、本物の別府を体験することができると思ったからです。明礬エリアは、バスの中からでも硫黄の香りが漂ってくるので、すぐに分かります。今月は、スウェーデンのアルビンさんと大分市の美里さんを私が考えたモデルコースでご案内しました。

明礬（みょうばん）：別府の絶景を見ながら食事 

旅のスタートは、別府駅からバスで20分ほどの明礬（みょうばん）エリア。旅の始まりは、やはり食から入るのが一番！それに最適な場所は、明礬の「岡本屋」。昔ながらの佇まいのこの店は、地獄蒸しプリンの発祥の地です。窓からは別府の街並みが一望でき、素敵な食事の時間を過ごすことができます。

岡本屋は、食事やおやつ等、どんな時でも満足できる豊富なメニューが提供されています。食事では、とり天やカレーライス、カレーうどんがおすすめです。また、卵を温泉で茹でた「塩たまご」もおすすめです。独特の茶色い色と温泉ミネラルが感じられる風味は、一度は食べてもらいたいです。

そして、デザートも欠かせません。オリジナルの地獄蒸しプリンは、一度食べてみる価値ありです。他にも、地獄蒸しパフェ、地獄蒸しアイス、地獄蒸しソフトクリームを試食しました。地獄蒸しソフトクリームは、ソフトクリームの甘さとキャラメルシロップの組み合わせが絶妙で、とても気に入りました。

食事をした後、「岡本屋」の真向かいに「明礬地獄」があります。湯の花小屋と呼ばれる藁葺き屋根の小屋の間を歩くことができる史跡です。その脇には、温泉成分によって緑色を帯びた灰色の岩があります。頂上に到着したら、その眺めに驚くことでしょう。

散策して景色を楽しんだ後は、明礬地獄の入り口付近にある足湯に足を浸してみるのもよいでしょう。

鉄輪：また戻ってきたくなるエリア 

明礬エリアを散策した後、バスに乗り10分程で鉄輪エリアへ。鉄輪では、かまど地獄を見学しました。かまど地獄では、鮮やかな青色の素晴らしい温泉を見ることができ、温泉を飲むこともできました。その味は...独特でした! 言葉では言い表せない美味しさです。

鉄輪は、特に秋の季節の午後、散歩をするのに最適なエリアです。温泉のパイプライン、旅館や民家の煙突、足元の水路など、至るところから暖かい湯気が出ており、外の寒さとバランスが取れています。どこを切り取っても違う景色が広がり、ただただうっとりするばかりです。青い空、白い湯けむり、葉っぱの緑、建物の茶色、石でできた灰色の地面のコントラストは、まるで絵画から飛び出してきたようです。

高台から鉄輪エリアを眺められるように、「みはらし坂」の上まで、坂を上がっていきました。上りきって振り返ると、鉄輪エリアの様々なところから湯けむりが見える景色が広がりました。

今回のツアーは鉄輪エリアで終了しましたが、別府にはまだまだたくさんの魅力があります。今後は、もっと別府の宝を探検して紹介したいと思います。

今月のオススメ温泉：自然感じる塚原温泉 

これからの寒い季節、最高な過ごし方のひとつは、温泉に浸かること！今月の私のおすすめ温泉は、「塚原温泉」です。
塚原温泉は、今も噴気が上がる活火山、伽藍岳の火口付近にあり、実際に火口を見学することができます。塚原温泉は、別府駅から、車で40分ほど走ると到着します。

到着したら、火口の見学料（200円）を払って、さっそく自然を堪能しましょう。山道を登り始め、砂利道を歩いていくと、白い蒸気が空に向かって噴き出す活火山の火口が見えてきます。自然そのものの美しさを感じるでしょう。

塚原温泉は鉄分含有量が日本一、アルミニウム含有量と酸性の強さが日本第2位ということで、成分が強い温泉として有名です。独特の黄緑色の温泉です。（露天風呂600円/人・内風呂500円/人・貸切風呂2000円〜）

温泉に入るときは、目を閉じて、心落ち着く自然の音を聞いてみることをおすすめします。鳥のさえずりとお湯の温かさが、疲れを癒してくれます。心が癒されますよ。最後に、温泉で蒸したスモーキーな風味の温泉卵を食べましょう。ぜひ一度、体験してみてください。

さて、次はどうする？ 

私のオリジナルモデルルートはまだ完成していませんが、アルビンとミサトと一緒に旅をしたことで、彼らが明礬や鉄輪周辺に抱く印象等のフィードバックを得ることができました。アルビンにとっては、みはらし坂展望台からの眺めが圧巻だったようです。ミサトは、「岡本屋」での食事がとても楽しかったそうです。これらの意見を参考にしながら、モデルコースをさらに考え深めていきたいと思います。

また、別府をもっと知りたいという方には、おすすめのスポットをたくさんご紹介しています。別府駅にお越しの際は、ぜひワンダーコンパス別府にお立ち寄りください。