『APUインターン生が見た別府』優しさは万国共通
『APUインターン生が見た別府』優しさは万国共通
前回は別府の魅力として「人」をテーマに記事を書きました。今回のメインテーマも「人」。やはり別府の人は最高です!
目次
I 貴船城の猿渡さん
II かまど地獄のスタッフさんたち
III 植物で繋がる別府と母国
IV 足湯で体も心もホカホカに
V 最後に
貴船城の猿渡さん
私が別府で元気を貰える場所の1つが、「貴船城」です。貴船城は鉄輪の近くにある別府市内唯一のお城。そこには日本最古の砦作りのお城やとてもきれいな景色、神様として祀られる蛇など魅力でいっぱい!そして、なんといっても最大の魅力は...。猿渡さん!そう、貴船城のスタッフさんです。いつ貴船城に行っても、笑顔で元気よく出迎えてくれます。そんな猿渡さんを、海外からのゲストさんにも紹介したく、ツアーに組み込んでみました。
最初に、貴船城の中に入ると、ここのお城の守り神である金白竜王の白蛇様とご対面させてくれます。目を見るのさえも怖がる方もいれば、しっかりと触る方まで、白蛇を見た時の反応は三者三様!猿渡さんにしっかりとお祈りをしてもらいパワーを貰いました。その後は、3階の展望スペースから綺麗な景色を見ることができます。その時の、猿渡さんの英語での案内が私は大好きなんです。
「You go to second floor, third floor and from observatory deck, Super view is waiting for you!(3階にある展望デッキに行くと、素晴らしい景色が待ってるよ!)」
猿渡さんは、この英語をオリジナルのリズムに乗せて伝えてくれるのです。それを録音してみなさんに聞かせたいくらい、なんだか元気を貰える案内なんです。実際に展望スペースに行くと別府を一望できちゃうんです。こちらの写真の景色です!私が通う立命館アジア太平洋大学(通称APU)も、この写真の反対側で見つけることができました。
そして貴船城から降りた後も、猿渡さんのホスピタリティは続きます。写真を撮ってくださったり、お話をしてくださったり。とても楽しい時間を過ごすことができます。そして、帰るときには私たちの姿が見えなくなるまで手を振ってくださるんです!なんて温かい人なんでしょう。貴船城に来ると、白蛇だけじゃなく猿渡さんからもパワーが貰えちゃいます。ぜひ、みなさんも行ってみてくださいね!
かまど地獄のスタッフさんたち
別府で元気を貰える場所2つ目が、かまど地獄!かまど地獄は別府地獄めぐりの1つであり、こんな綺麗な温泉が見れちゃいます。飲泉や天然温泉のスチーマー体験、足湯や温泉卵など楽しさ盛りだくさんな地獄です。温泉卵にかまど地獄オリジナルのカボス醤油を付けて食べると最高においしいので食べてみてくださいね。そして、私がかまど地獄が大好きな理由はやはり「人」です。スタッフさんがみなさんとっても優しいのです!
かまど地獄では、スタッフさんが魔法を使ったかのように、ある方法で蒸気がもくもくと上がるのを見せてくれます。その案内は、まるでアミューズメントパークのよう!その他の売店や足湯でもスタッフさんが明るく声をかけてくれます。温泉卵を買って食べていると、時々会長さんが声をかけてくれます。「ほれ!このカボス醤油かけてみ!おいしいでしょ?これ、オリジナル!足湯も入っていきな!これ、タオル!」とっても陽気な会長さんです。
ゲストさんと共にかまど地獄を訪れた時も、その素敵な接客で出迎えてくれました。ゲストさんに「かまど地獄はどうだった?」と聞くと、「最高だったよ!とても素敵な人たちだね。」と大満足のご様子。やはり、人の優しさは全世界共通ですね。
植物で繋がる別府と母国
海外からのゲストさんと一緒に街を歩くと、今までになかった視点を得ることができるのです。「あ、そこに興味を持つんだ!」や「そこで立ち止まるんだ!」ということが何回もありました。特に印象的だったのが、初めてのゲストさん、パプアニューギニア出身のドリガさんをガイドした時です。
ドリガさんと街を歩いていると、彼女が立ち止まるのはいつも植物や川などの自然を感じられる場所でした。「この植物はパプアニューギニアにもある!」や、「このお花を取ってポケットに入れておくと香水代わりになるのよ。よくやっていたわ。」と、母国と日本に繋がりを感じる瞬間が多かったようです。植物を通して話が広がることは、他のゲストさんをガイドした時にもあったので、国は違えど同じ地球に生きているなという感じがしてなんだかとても嬉しかったです。
足湯で体も心もホカホカに
今までゲストさんをガイドして全員に共通していると感じたのが、足湯を喜んでくれるということです。私が初めてツアーを組んだ際のゲストさんだったネパール出身のご夫婦は、かまど地獄での足湯でお話したことでかなり心の距離が縮まりました。また、イタリア出身のアマンダさんとも、地獄蒸しのあとに景色を見ながら足湯をしてお話したことで趣味などがわかり、共通の話題が増えました。やはり、足湯でゆったりすると体だけじゃなく心もほぐれて相手との距離が近づきます。別府の人が温かいのも、温泉でほぐされているからですかね?
最後に
ワンダーコンパス別府でインターンシップを始めてから、ここでしか出会えなかったであろう人や興味を持つことはなかったであろうことなど、たくさんの財産を得ています。先日、筆談でご案内をしたゲストさんがいました。その際に「ありがとう」さえも手話で伝えられない自分に憤りを感じました。その後、自己紹介と接客で使える手話を少し覚えたのですが、ゲストさんとの出会いがなければ手話を学ぶ機会もなかったと思います。このように、新たな出会いによって学ぶことがたくさんあり、刺激のある毎日です。これからも十人十色のゲストさんとお話しできるのを楽しみに、残り3か月間頑張っていきます。それではまた次回の投稿で!ワンダーコンパス別府にもぜひ来てくださいね。
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