別府市公式観光情報Webサイト|沼にハマると抜け出せない!別府にどっぷり浸かってけ!

別府たびのサイトへ戻る

『APUインターン生が見た別府』人との関わりによって心豊かに

『APUインターン生が見た別府』人との関わりによって心豊かに

これまで「別府の人」を紹介してきましたが、今回は「人」との関わりを通して気付いたことや、学んだことについて纏めています。

お久しぶりです!2022年9月からWander Compass Beppu(観光案内所「ワンダーコンパス別府」)でのインターンシップに参加をしているZumiです。 早くもインターン期間の約6カ月が経ち、この記事が最後の記事です。 私は、最初の記事「別府の魅力”人”」2回目の記事「優しさは万国共通!」も、「人」をテーマに書いてきました。ということで!今回の記念すべきラストの記事も、同じく「人」がテーマです。これまで「別府の人」を紹介してきましたが、今回は「人」との関わりを通して気付いたことや、学んだことについて纏めています。それでは、どうぞ!

目次
1. 別府の人・十津川村の人
2. ガイドによって違う新たな別府
3. ワンダーコンパス別府のコンシェルジュ
4. 人で心が温まる
5. Sound of Beppuが絶賛配信中!

1. 別府の人・十津川村の人 

 これまで別府を中心に活動してきた本インターンシップでしたが、11月に、5日間の「他地域視察」に行ってきました。他の地域に行き、別府を外から見ることで更なる魅力を見つけるための視察です。視察先は奈良県!そして、5日間の内3日間を日本一大きい村と呼ばれる十津川村で過ごしました。今回の奈良での視察を振り返ると、私の記憶に残る瞬間の多くは、人に関わる思い出ばかりでした。私が十津川村の方々と出会って感じたことは、「強さ」や「たくましさ」です。十津川村は、栄えている場所から離れた土地にあるからこそ、災害があってもすぐに救助が駆けつけられるとは限りません。十津川村の方々と話す中で、”何かあったとしても、自分たちで生きていく、暮らしていく”という強さが見えました。

 私が感じた十津川村の人に合う言葉は「強さ」や「たくましさ」でした。それでは、別府の人に合う言葉は何でしょうか?今までインターンシップを通して出会った方々との思い出を振り返ってみると、「温かさ」「パワフル」という言葉が浮かんできました。

まず、「温かさ」とは?別府の観光地や飲食店に行くと、オーナーさんたちが温かく出迎えてくれます。例えば、貴船城の猿渡さんは、帰る際に私たちの姿が見えなくなるまで、手を振って見送ってくださいました。かまど地獄の会長さんやスタッフの方々からは、笑顔でホスピタリティ溢れるご案内をしていただきました。これまで別府の人と関わる中で、私自身の心が温まった経験がたくさんあったからこそ、出てきた言葉の1つが「温かさ」です。

次に、「パワフル」とは?こちらは、別府の方々が常に前向きで新しい風を取り入れようとする姿を表しています。例えば、湯山の里のオーナーさんである恒松さんは、ご自身で山を整備して、温泉を作っています。茶房たかさきのオーナーさんである高崎さんは、朝見エリアの活性化の為に街歩きや朝市を企画しています。とても「パワフル」だと感じ、別府の方々の行動力を見て、自分も頑張らなければと刺激を受けることがたくさんありました。

このように、地域によって「人」のカラーが違うのはおもしろいですね。皆さんも自分が住む地域と他の地域を比べてみて、各々の魅力を発見してみるのはいかがでしょうか。皆さんが住む地域と別府はどのように違うのか気になる方は、ぜひ別府にいらしてください!

2. ガイドによって違う新たな別府 

 9月から始まったこのインターンシップでは、「別府を知る」ために様々な方にガイドをしていただきました。ガイドをしていただいた中の1人が、なんと!別府で有名の「別府の一休さん」です!別府の一休さんこと、花田さんは、宿「In Bloom Beppu」のオーナーさんです。花田さんは、別府の穴場と呼ばれる場所をたくさんご存じです。花田さんには、内成棚田などの自然資源が豊かな別府の新たな一面を教えていただきました。内成棚田では緑と彼岸花が映える棚田がとても綺麗でした。今まで別府駅周辺や鉄輪、明礬などの温泉街しか見ていなかったので、このような自然豊かな景色を別府市内で見ることができることは驚きでした。

 また、1月に行った扇山のハイキングでは、「えかきの家」というゲストハウスを営むきりこさんにガイドをしていただきました。別府の街をたくさん歩いているきりこさんだからこそ知っている、四季折々の景色についての話など、これまで知らなかった別府の街について教えていただきました。特に印象的だったのが、扇山で行われる火まつりの後の景色についてのお話です。「扇山火まつり」は、春が訪れる4月に毎年行われています。その火まつりのあとは、山に生えている草は焦げて真っ黒になるのです。そして、扇山の麓にある桜は満開。他では見ることのできない、山の黒と桜のピンクのコントラストが見られるようです!別府に2年ほど住んでいながらも、まだ1度も見ることができていないので、今年の春は絶対に見に行こうと決めました。

 そして、私自身もゲストさんをガイドさせていただく機会が何度かありました。その中でも特に印象に残っているのが、十津川村で出会ったフランス出身のジョランさんが、別府に来てくれた時のことです。本来であれば私が案内する立場ですが、別府公園での散策中は違いました。なんと、林業に関わる仕事をされているジョランさんが公園にある「木」について教えてくれたのです。「この木は何だと思う?これは葉っぱの先がとがっているから〇〇だよ。」という風に、1つ1つの木を説明してくれました。「木」に注目しながら歩くと、今まで見てきた別府公園がまるで別のように見えてきました。ガイドをする身でありながらも、別府公園では逆にガイドをしていただき、とても楽しい時間を過ごしました。

 これまでたくさんの方にガイドをしていただき、気付いたことがあります。それは、ガイドさんによって、新たな一面を見ることができるということです。花田さんには、”別府の自然豊かな一面”を、きりこさんには、”別府の街をたくさん歩いているからこそ知っている別府の景色”を、ジョランさんには、”木に着目してみる別府公園”を、見せていただきました。このように、自分自身が知らない、気づかなかった多種多様な一面を見ることができるのです。ガイドがいるからこそ、新たに見える景色がある。これを皆さんに伝えたいです。別府の観光案内所「ワンダーコンパス別府」でも、外国人向けにガイド付きツアーを行っています。気になる方は、ワンダーコンパス別府のInstgramからお気軽にお問い合わせください。

3. ワンダーコンパス別府のコンシェルジュ 

 ワンダーコンパス別府のコンシェルジュとして働いていく中で、旅行者の方々だけではなく、同じくコンシェルジュの方々とも関わる機会が多くあります。別府について何でも知っているコンシェルジュの皆さんは、とても優しいです。おすすめの観光地や飲食店、温泉を聞くとたくさん教えてくださったり、裏話やその土地の歴史まで教えていただきました。インターン生である私にまで優しく接してくださる皆さんは、旅行者の方々にももちろん優しいです。旅行者の方を第一に考えています。外国人旅行者の方とコミュニケーションをとるために、旅行者の方が店内にいない時は各国の言語を練習していたり、常にどうやったら旅行者の方々に楽しんでいただけるか考えていらっしゃる姿勢を間近で見ることで、私自身沢山学ばさせていただきました。ワンダーコンパス別府には、ホスピタリティ溢れる優しいコンシェルジュの方々が集まっています。別府に来た時には、ぜひ立ち寄ってみてください。

4. 別府は人が温かい街 

 約6か月間のインターンシップを通して、別府の「人」の魅力を知ったと同時に、その魅力を発信していきたいという想いが強くなりました。ここで少し、私の「人」に対する想いを書かせてください。

 近年文明が発達し、スマートフォンさえあれば、最低限の暮らしができるようになりました。何かが欲しいと思えば、全てインターネット経由で手に入れることができます。このような時代の今を生きる人々が求めていることは、「精神的な満足感や充実感」ではないでしょうか。これは、旅のコンテンツを決める上でも同じことが言えると思います。心を満たす体験をして、旅という非日常を楽しむ。これが、今を生きる人々が求めていることの1つだと考えています。

「心を満たす体験」が何かと考えた時に、「人との関わり」が大事なのではと思いました。実際にインターンシップで多くの経験をした中で、印象に残っている場所を思い返すと、そこには必ず「人との思い出」がありました。人との思い出が、思い出を一層濃くしていたのです。時代の変化で人との繋がりが薄くなった今だからこそ、「人との関わりがある旅」で心を満たすことができるのではないかと、私は考えます。

別府には、温かくてパワフルな魅力あふれる方々がたくさんいらっしゃいます。その魅力を、観光客の方々にも伝えられる旅。それがあれば、更に別府のファンが増えるのではないかと思います。実は、今回のインターンシップの活動の中で、そのプラン作成も行いました。プランはあるのですが、私自身がまだ納得のいくものには達していないため、この記事には掲載しないことにします。今後、皆様にそのプランを届けられるように、改善する予定です。

このインターンシップを通して、別府愛に溢れる素敵な方々と出会うことができました。参加をしていなければ得られなかったであろう気付きや学びが数多くあり、これは人生の糧になると確信しています。このインターンシップに関わってくださった全ての方に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。そして、近い未来にお世話になった全ての方々に恩返しできるように、精進してまいります。それでは、また会う日まで!

5. Sound of Beppuが絶賛配信中! 

 なんと!私たちインターン生が作った「Sound of Beppu」が SpotifyApple PodcastAnchorにて絶賛配信中です!別府駅に行ったことがある方は、ご存知の「べっぷ〜べっぷ〜」の音声や、湯山の里での温泉の音、とある日の別府公園の音まで様々な「別府の音」が聞けるPodcastとなっています。別府に来たことがある人には、別府を思い返してもらい、どこにいても別府を感じてもらえますように。別府に来たことがない人には、「別府の音」を聞き、実際に行って聞いてみたいと思ってもらえますように。そんな想いを込めて作りました。個人的なおすすめは、鉄輪にある「湯雨竹(ゆめたけ)」の音です。湯雨竹は、竹で作られた温泉のお湯を冷ますための装置です。この温泉のお湯が上から流れる音を聞いていると、なんだか浄化されるような気分になるのは私だけでしょうか?行ったことがある方は湯雨竹を想像しながら、行ったことがない方はどんな装置なのかを想像しながら聞いてみてください。

シェアする

関連記事を読む

より良いウェブサイトにするために
皆様のご意見をお聞かせください

上に戻る