別府駅周辺のまち散歩で
とっておきのおみやげ探し10選

旅の楽しみのひとつが、おみやげ探しです。

ここでしか手に入らないもの、その土地を象徴するもの、
偶然の出合いに導かれたものーー。
いろいろな出合いに心が弾む、おみやげ探しのお散歩にでかけましょう。

温泉のまち・別府の駅周辺には、
昔ながらのお店からこだわりのショップまで、
多彩なお店が点在しています。

しいたけの一大産地として知られている大分県。そのおいしさを余すことなく食べられるのが干ししいたけです。店内には、大分県産の良質な干ししいたけが勢ぞろい。今ではあまり見かけなくなった量り売りも行っています。一見するとしいたけには見えないような、おしゃれなパッケージや、おみやげにもぴったりな小ぶりのパックも人気です。

手軽に使うなら、しいたけパウダーのローストがおすすめ。火を通さずにしいたけの風味付けができるパウダーです。パスタ、ラーメン、味噌汁などにふりかけたり、塩と合わせて天ぷらと一緒に食べてもおいしいと好評です。その他、パックのだしやドレッシングなども販売中。珍しい「しいたけソフト」や、旨味をたっぷり味わえるスープもお忘れなく。イートインも食べ歩きもできるので、ぶらりと立ち寄り、しいたけの旨味を堪能しましょう。

別府といえば温泉。そのお供に欠かせないタオルを販売しています。全国にファンを持つ人気商品が昭和30〜40年頃の図案を使用した「レトロタオル」です。水色に黄色の水玉ドレスの女の子の柄、ピンク色の服をきた女の子の柄など種類も豊富。イラストの下に「別府温泉♨」という文字があるのも、おみやげに重宝する理由でしょうか。かわいいだけでなく吸水性も抜群で、丈夫な点も人気のポイントです。

2023年に販売を開始した「別府ハット〜」も人気上昇中。お風呂上がりやサウナなどに使えるタオルの帽子です。色移りやほつれなど、商品として販売できないタオルがもったいない…という思いから、別府在住の工作作家・ヨシマツチグサさんと共同開発されました。リバーシブルで完全手作り、1点もので、お風呂上がりの濡れた髪にぴったりです。

1948（昭和23）年創業の老舗。全国にファンを持ち、スーパーなどで購入できないため、店舗にはお客さんがひっきりなしに訪れます。別府市内の飲食店で使われることも多いのが、看板商品の「カトレアしょうゆ」です。優美なカトレアの花のイラストが人目を引きます。そのままかけたり、煮炊きに使ったりできる万能しょうゆで、上品な甘さと香りが特徴です。

「カトレアホワイトしょうゆ」は、薄口タイプで、白だしのように使えるしょうゆ。1968年から製造している「カボスしょうゆ」は、契約農家から仕入れたカボスを自社で絞り作られており、まろやかな酸味が人気です。

紹介した人気の3種類は150mlの小瓶があり、ちょっとしたおみやげやお試しに購入できます。おみやげにもらって試してから、ファンになって直接注文を続けるというリピーターも多いそうですよ。

扉をあけるとふわっと漂う香りが心地よく、センスよく配置された雑貨たちに心奪われるお店です。店主やスタッフが実際に使い込み、よいと思ったものだけが店頭に並びます。

おみやげにおすすめしたいのが、オリジナルの竹スプーン。職人による手作りで、韓国のスプーンであるスッカラをイメージして製作されました。口に含んだ感触がなめらかで、食器も傷つけません。網中いづるさんと別府タオルがコラボした、spica限定のタオルも人気。別府の人気クレープ店が作るメレンゲクッキー「まるで湯けむり」は、軽い食感とココナツの風味がおいしい、手軽に買える4つ入で好評です。

一点ものやその時にしかないものも多く扱っているのが特徴。素敵なものと出合う瞬間のワクワクがまっています。手にした瞬間手に馴染むものや、これは！というものを探してみましょう。

手作りのつげブラシ専門店です。現在は4名の職人が分業し製作しています。使ううちに手に馴染み、色も濃く変わっていくつげのブラシ。椿油を染み込ませてあり、髪をとくたび艶も出て、髪全体がまとまりやすくなるといいます。

ブラシの種類は多種多用。可愛らしい猫をあしらったもの、しずく型のもの、花など好きな柄を選んで掘ることも可能です。髪の長短、パーマ、毛量に合わせて選んだり、頭皮に当たる感触などで自分に合ったブラシを選べます。お客様の声に応えるうちに、種類が増えていったそう。店内の商品はすべてお試しできるのも嬉しいですね。　

実際に髪にブラシを通してみると、普通のブラシとの違いはすぐに分かります。するするとなめらかにブラッシングでき、その心地よさに驚くでしょう。毎日使うものだからこそ、自分の感覚に合ったものは一生手放せない1本になります。

築100年を越える長屋の1階はセレクトショップ、2階にはマイケル・リンの襖絵があるお店です。別府を中心に県内のアーティストたちが手掛けた商品がいっぱい。てぬぐい、食器、絵葉書やノート、竹製品、食品など、ここでしか買えない限定商品やコラボ商品も揃っています。

Wakako Ceramicsの器や星、しずくなどをモチーフにした陶器のアクセサリーは、釉薬の優しい色合いが特徴。主張しすぎないのに可愛らしく、おみやげにも購入しやすいアクセサリーです。老舗「エッチ美容室」の温泉を使った石鹸や化粧水も人気で、リピーターも多数。

小さい店舗ですが、ひとつひとつがエネルギーに溢れているようで、見ていて楽しくなるものばかり。アーティストのパワーを感じられます。感覚を研ぎ澄まし、アンテナが反応するものを探してみましょう。

1945年創業のざぼん漬けのお店。店内に掲げられた「味よし　香りよし　残り香よし」の言葉の通り、柑橘の爽やかな風味が残るざぼん漬けを購入できます。原料には、良質な実の鹿児島県の阿久根産ざぼんを使用。季節や天気、湿度によって、火加減や水飴の量を調整しながら、職人によって手作りされています。賞味期限が3ヶ月と長く、おみやげにはうってつけです。

購入できるざぼん漬けは3種類。「白雪」はざぼんを特製のみつで炊いたもので、定番の一番人気商品です。「べっこう」はあっさり風味のざぼん漬け、「琥珀」は熟成したみつで炊き上げた濃厚な味が特徴。

大量生産できないので、多めに購入したい人、お昼すぎに立ち寄る人は、電話で残りを確認するのがおすすめです。全種類、試食してから購入できるので、ぜひ食べ比べて好みの味を見つけましょう。

別府駅のほど近くにある、1927年創業の文具店。お店のオリジナルブランド「BEPPU BAY BLUE」商品は、おみやげにも好評。トートバッグやサコッシュ、手帳など年々種類が増えています。四季折々の別府の景色をイメージしてブレンドされた万年筆用「別府オリジナルインク」もお店の人気商品。湯けむりミストブルー、BEPPUベイブルーなど、別府ならではの情景を想起させるネーミングと深い色合いが特徴です。地域の大学生と一緒に創り上げたボールペンやマスキングテープも販売しています。

春夏秋冬、万年筆を中心に文房具や竹細工などが詰まったギフトが届けられる「ゆけむり文具函」もおすすめ。別府愛の深さ故に、地域の人とコラボしたり、別府の特色をいかした新商品を開発したり。新しい試みはまだまだ続く文具店で、別府ならではの商品を購入してみましょう。

大分県の老舗デパート。1階には大分の特産品や銘菓など、おみやげを取り揃えた「おんせん市場」があります。定番みやげから工芸品まで、幅広いラインナップ。広々したスペースでじっくり選ぶことができます。

JR別府駅構内にあるおみやげ店。大分の銘菓や特産品、ちょっとした小物などがずらりと勢ぞろい。買い忘れに気づいても、駅だからサッとお買い物できます。