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「船」で行こう!臼杵・別府。【別府篇】

「船」で行こう!臼杵・別府。
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次のお休み、海を渡ってみませんか?
愛媛の八幡浜から、大分の臼杵・別府へは、どちらも、フェリーで一本。
しかも、映画を一本見終わる頃に到着です。

おすすめは、よくばりな2市めぐり。
ユネスコにも認められた食のまち・臼杵と、日本一の湧出量を誇る湯のまち・別府。
そんな面白いまちが、電車で1時間の距離にあるのですから。

ゆるっとした空気が流れる船内で、「着いたらまず、どこへ行こう」と、ぼんやり思う時間も、贅沢。
次のお休み、海を渡ってみませんか?

旅先その2.奇跡のまち 別府。 

このワイルドな世界、日常?非日常?

鶴見岳を頂点に、港に向かって扇状に広がる別府市。まちの至る所から吹き上がる湯けむりの風景は、何度見ても圧巻です。
名物は、もちろん『温泉』。湧出量、源泉数はもちろん、泉質においても、国内で分類されている10種類のうち、市内でなんと7種類を楽しむことができるそう。
明治時代には、愛媛県宇和島市出身の実業家・油屋熊八の広報によって、まちの知名度は全国区に。当時から人気を博した『地獄めぐり』は、今なお人気で、老若男女を無条件に興奮させてくれるスポットです。
そんなワイルドな地球の息吹のそばに、人々の生活や文化が脈々と営まれてきたなんて、奇跡!まち全体が、日常のようで、非日常。ドラマチックなひとときを、ぜひこの旅で体感してみてください。

湧出量日本一!約2800の源泉を有する温泉都市。 

なんと8世紀の文献にも名前が残る『別府温泉』。それから現代に至るまで、多くの人がその不思議なお湯に魅了され、この地を訪れました。近代以降には、市内に点在する8つの温泉郷が『別府八湯』と名付けられ、それぞれ特色のある温泉模様を描いています。
別府市内には現在、源泉数が約2800、また、公衆浴場から秘湯、宿の宿泊者専用の浴場を含めると、合わせて300ヵ所以上の温泉施設があると言われていますが、そのバリエーションの豊富なこと!海の温泉、山の温泉、“湯のない“温泉…。旅行者の温泉欲を、かき立ててくれます。さて今回の旅、まずはどの温泉から訪ねてみましょうか?

他にも温泉、まだまだあります!温泉についてはこちらをチェック!

湯のまちの、懐を借りる一日。 

鎌倉時代に一遍上人によって開かれたといわれる『鉄輪温泉』。別府市の温泉郷の中でもとりわけパワフルなここは、数日、数ヵ月と滞在しながら温泉の力を借り、体を療養する湯治場でもありました。その名残を残す宿で、「暮らすように過ごす」のも、別府らしい旅スタイルかもしれません。
宿にチェックインを済ませると、「あとはのんびり、好きなように過ごしてくださいね」とスタッフさん。まずは温泉に浸かり、湯上がりに本を読み、近所の商店に買い出しへ。館内の“自炊室“で下ごしらえを済ませ、地獄釜に素材をセットすれば、ほんのり塩味を帯びた『地獄蒸し』の夕食が完成です。翌日は、観光に出るもよし、仕事を片付けるもよし…。連泊すると、楽しみはさらに広がります。
これぞ現代に蘇った新しい“湯治“。記憶に残る旅スタイルです。

“泊まる”を、エンターテイメントに。 

宿が楽しい。だから、何度も訪れたくなる

どの時代にも、観光地として注目されてきた別府は、宿の種類もとにかく豊富!先に紹介した、「暮らすように滞在できる宿」はもちろん、旅館からビジネスホテルまで、さまざまなスタイルで、旅する人を受けとめてくれます。
近年は、ハイクラスのラグジュアリーホテルや、建築・アートに力を入れたホテル、まちのムードをそのまま館内に持ち込んだ温泉旅館など、個性を際立たせたホテルが続々と誕生。温泉+αの楽しみが、旅にさらなる彩りを与えてくれそうです。
そうした宿の中には、レストラン、カフェ、バー、スパなどの施設を、ビジターにも開放してくれているところも。観光スポットを巡るような感覚で、ホテルを巡る。それもまた、別府観光の新しい楽しみ方です。

別府市の宿泊予約サイトはこちら

べっぷで、ほれぼれ。ゆかしい時間。 

別府のまちの歴史と、共に歩んだ工芸品

温泉の源泉数、湧出量とともに大分県が全国一位を誇るのが竹の生産量。別府市では室町時代から竹籠が作られており、時を経て江戸後期には湯治客のおみやげとしても大人気に。1902(明治35)年には、職人を育てる学校が創立され、1967(昭和42)年には竹工芸の分野で人間国宝が輩出されるなど、常にまちの歴史に寄り添ってきました。
『別府市竹細工伝統産業会館』では、そんな別府の竹細工の歴史や、数々の美しい作品を鑑賞できるほか、初心者大歓迎の、竹細工のワークショップにも参加できます。体験すると、展示された作品の素晴らしさがさらに際立って見えてくるはず。
見学・体験後は、ぜひ併設のショップ&カフェへ。明日からの暮らしに取り入れたくなる、竹細工作品が並んでいますよ。

おどろきをコラージュ。別府アルバム 

別府のまちを旅する中で出会った、さまざまな風景。
おどろいた瞬間をクローズアップ。

SPOT1

JR別府駅東口から出て、歩くこと約5分。下町情緒漂うエリアにあるスポットは、かつて行われた、「空き家を改装して、人が集う場をつくる」プロジェクト「platform(プラットホーム)」によって生まれた場所。築100年の建物の1階は、別府生まれのグッズを揃えるセレクトショップ、そして2階は、『金沢21世紀美術館』にも作品が収蔵されている台湾の現代美術家・マイケル・リンの作品が! 日本家屋と現代アート。その、ワクワクする“違和感”をぜひ感じてみて。街中で、気軽にアートに出会えるのも別府のまちの魅力です。

SPOT2

ホテルの中華部門で働いていた時から、心と体にいい食、そして鉄輪の蒸し釜に興味津々だったというオーナー。独立して開いた薬膳レストランに、一郎・二郎・三郎と名付けた蒸気釜を構え、完成させたのが名物『薬膳滋養汽鍋スープ』です。中国・雲南省の汽鍋を使い、蒸気を液化させてスープに。鶏肉や干しエビ、白キクラゲ、蓮の実、ナツメ、クコの実などを加えた一品は、蓋を開けた瞬間の香りから食欲をそそります。他にも、「50℃洗い」や「低温ドライ」など、シェフの実験的調理法から生まれた薬膳料理がたくさん。別府の温泉パワーは、料理人にも刺激を与えてくれるようです。

SPOT3

「懐かしい」という表現がよく似合う『鉄輪温泉』の中でも、とりわけノスタルジックなムードが漂うのが共同温泉『熱の湯』まわり。そこに建つ、淡いブルーの建物は、今から約100年前に建てられたもので、かつては診療所として利用され、約10年前からカフェに。鉄輪に魅せられて、大阪から移住したというマスターが切り盛りしています。「ランチでも、お茶とおやつでも、のんびりしてほしいなぁ。将来はコワーキングスペースとして使ってもらってもええなぁ」と、マスター。窓側のカウンターに席を取れば、地元の人、観光客、いろんな人が行き交う姿が眺められて楽しい。予約をすれば、朝食も用意してくれるそう。

SPOT4

『鉄輪温泉郷』と並んで、「温泉のまち」を感じさせてくれるのが、さらに山手のエリアにある『明礬温泉郷』。一帯が硫黄の香りに包まれたここでは、江戸時代より、薬や染め物の色を鮮やかにすることなどに重宝された『ミョウバン』が採取され、その製造所である藁葺き・三角屋根の『湯の花小屋』が点在。入浴剤として親しまれる『湯の花』作りも行われています。またエリア内には、乳白色の硫黄泉が楽しめる温泉や、明礬大橋とその向こうの別府湾を望むことのできる遊歩道、噴気を活用して作ったプリンを販売する売店なども。少し足を延ばせば日本夜景遺産や日本夜景百選に認定されている十文字原展望台もあり、そこからの絶景にも感動すること間違いなしです。

時刻表や運賃はこちらから 

宇和島運輸フェリー
https://www.uwajimaunyu.co.jp/

オレンジフェリー
https://www.orange-ferry.co.jp/

臼杵・別府の市内を巡るなら、レンタサイクルも便利♪ 

おおいたサイクルシェア
https://docomo-cycle.jp/oita/

WANDER COMPASS BEPPU
https://www.b-bizlink.or.jp/news/wandercompassbeppu

ジャイアントストア別府
https://giant-store.jp/beppu/

臼杵駅観光案内所・臼杵市観光交流プラザ
https://www.usuki-kanko.com/archives/useful_cat/rental

ゆのくにゆのたび別府温泉

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