平成28年11月5日(土)~26日(土)に渡って開催いたしました「別府ONSENアカデミア」ですが、皆様の多数のご来場により盛況のうちに終了することができました。
皆様へ
平成28年11月5日(土)~26日(土)に渡って開催いたしました「別府ONSENアカデミア」ですが、皆様の多数のご来場により盛況のうちに終了することができました。ありがとうございました。
今後とも別府市及び別府観光につきまして、ご愛顧いただけますようお願い申し上げます。
別府ONSENアカデミア実行委員会
実行委員長 別府市長 長野恭紘
別府ONSENアカデミア宣言
1.私たちは、地球からの恵みである温泉に感謝し、創意と工夫をこらして、人々の暮らしに役立てていけるよう努力する。
2.私たちは、温泉を慈しみ、その保護に責任を持ち、絶やすことなく後世に継承する。
3.私たちは、人々に癒しと安らぎをもたらす温泉の魅力と価値を日本全国、そして世界に発信することに一丸となって取り組んでいく。
以上、ここに宣言する。
平成28年11月22日 別府ONSENアカデミア
別府ONSENアカデミア 実行委員長報告
温泉から恩恵を受けている私たちは、国際観光温泉文化都市である大分県別府市で開催された「別府ONSENアカデミア」に集い、その地において温泉が有する魅力、その限りない可能性を確認し、この貴重な資源を活かして地域を活性化すること及び温泉を後世に確実に繋ぐ責任を共有した。具体的には、
<記念講演>
世界の温泉地の現状と課題 『世界一の露天風呂ブルーラグーン』
アイスランド特命全権大使 ハンネス・ヘイミソン氏
『ロトルア・マオリ文化と温泉』
ニュージーランド ロトルア市長 スティーブ・チャドウィック氏
北欧を代表するアイスランドと、ニュージーランドを代表する温泉地ロトルアの温泉事情を知り、ONSENは海外においても人々を魅了し、生活に必要な貴重な資源でもあることが再認識された。両国とも独自の温泉文化を創造しており、見習うべきことが多かった。
<全体会>
全国の温泉地首長による温泉会議 「温泉地におけるインバウンド対応」
2020年までに訪日外国人観光客数を4000万人とする政府目標を達成するために、外国人観光客の利便性や効率性を考慮すると、Wi-Fi環境や二次交通等の整備については、広域連携で行うことが望ましく、外国人観光客誘客のためのハード整備に関しては、国の統一した基準や支援が必要との意見が出された。また、TATOOを一概に禁止するのでなく、多様性を認め合うためにも、日本と外国の文化や歴史などを相互に理解するという合理的配慮を行うための努力を、時間をかけて行う必要性などが協議された。
<分科会Ⅰ>
第一部「せーので測ろう!別府市全域温泉一斉調査」報告会
第二部「温泉エネルギーの利活用と保護について考える」
東日本大震災以降、自然エネルギーとしても注目されている温泉発電について、保護と活用及び地域住民との共生という観点から専門家による検討がなされ、解決するためにはモニタリング調査などによる科学的知見の蓄積と地域の合意形成が不可欠であるとともに、様々な角度から社会的議論を深める温泉資源の重要性を認識した。
<分科会Ⅱ>
「健康寿命延伸と運動効果を高めるONSENの展望 ~温泉と医療、健康、スポーツの現状~」
健康志向が高まる中、温泉を医療、健康、スポーツに活用するための研究を続けている専門医師より、アンケート結果等に基づく温泉活用の提言を受け、まだ解明できていない温泉利用の可能性を、エビデンスを基本に追求していくことは、温泉地そのもの価値の向上に繋がることを確認した。
<分科会Ⅲ>
「共同浴場に関するアンケート調査の結果について」
「別府の共同浴場の現状と今後の課題~別府八湯温泉道が地域にもたらす意味~」
人口の減少、利用者の減少に伴い、共同浴場の管理・運営は、非常に厳しい現状ではあるが、全国に温泉の魅力を発信してくれる別府八湯温泉道名人会の存在は心強い。今後も名人会と地域が手を取り合って、連絡協議会の設立など強い絆 で結ばれ、更に、共同浴場を活性化させていくことを確認した。
<全体会>
実行委員長報告及び『別府ONSENアカデミア宣言』
<特別講演>
「国東半島に広がる仏教文化について」