
自然が育んだ、やさしさにふれる旅
別府の暮らしに溶け込む交流体験
住み慣れた土地を離れ、いつもとは違う場所で味わう、初めての体験。
それはきっと、心に残る特別な思い出です。
その土地ならではの人や文化、歴史、自然に触れるひとときは、
あなたの五感を刺激して、新たな自分・新たな世界との出会いをもたらす機会となるでしょう。
より深く、より魅力的な別府旅へ。
「豊の国千年ロマン観光圏」の体験プログラムをご案内します。

別府を含めた大分県北部の8市町村で構成される「豊の国千年ロマン観光圏」。その土地ならではの歴史、暮らし、文化、食などをテーマに、人を通して楽しみながら体験できるプログラムを提供しています。その土地の人が出したアイデアからそれぞれのプランを作成。おもてなしをしたい人と、体験したい人とをつなぐ橋渡しをしています。

プログラムに参加した方から寄せられる声は「地域の人と交流できた」「知らなかった文化に触れられた」「普通ではできないことが体験できる」など。より深くその土地を体験できると好評です。私たちは別府を含め、この地域の満足度を上げ「何度も訪れたくなるまち」を目指して活動しています。

たくさんある体験プログラムの中から
今回は「別府」で体験できるプログラムを
4つピックアップして紹介します



湯けむりに包まれる温泉地・鉄輪は、古くから湯治客で賑わい、生活に温泉が根付いている地域。通常の温泉として利用される浴場のほか、薬草と温泉の蒸気であたたまる「蒸し湯」や「飲泉」も楽しめる場所です。非日常の景色を歩きながら、見て、聞いて、食べて、温泉を五感で味わう体験をどうぞ。
まずはガイドの豊島桐子さんと一緒に、鉄輪をぐるりとお散歩。勢いよく立ち上る湯けむりスポットや共同浴場の「お薬師」さん、湯けむり俳句の句碑など、ただ歩いていると見逃してしまうおもしろい光景がたくさん。裏話満載の笑いあふれる時間を過ごしましょう。その後、「ひろみや」で地獄蒸しのための食材を調達。坂井美保さんが厳選した野菜や肉、海鮮など、食材を好きなようにアレンジできます。バイキング方式なのでアレルギーやベジタリアン対応可能。

食材が揃ったら「大黒屋」で地獄蒸し体験です。ザルに食材を並べて地獄釜に入れ、しばしの待ち時間。温泉の蒸気が染み込んだ食材は、普通とは違った味わいに変化しています。大黒屋特製のピリ辛味噌は病みつきになるおいしさなので、ぜひお試しあれ。


湯治宿の地獄窯で食材を一気に蒸し上げる
“地獄蒸し”
湯治文化と食文化を紐解きながら、
1組限定の貸切ツアーでゆったりお楽しみください!

- べっぷ鉄輪 地獄蒸しツアー(ガイドツアー・食事付)
- 所要時間:約2時間(案内1時間、食事1時間)
定休日:12/30~1/4(年末年始)
定員:3~12名(※6歳以上※3名未満、12名を超える場合は要相談)
ご予約:7日前までに要予約
場所:大黒屋旅館
準備物:歩きやすい服装でご参加ください
費用:6,600円〜/1名


温泉の成分を利用して染色する、温泉染体験。自然の染料である草木で布を染めた後、通常なら銅やミョウバンなどの媒染剤を使用するところ、温泉(湯の花)を使うのが温泉染の特徴です。染色の合間の時間には、もうひとつの温泉染体験も。あらかじめ自然染料で染めた布に、湯の花の液で絵を描いたりスタンプを押したりして模様を付けます。講師は温泉染研究所の行橋智彦さん。似ている泉質の温泉でも染めてみると色が違い、予想外の色になることも多いと言います。

まずは、布に模様をつけるところから。割り箸、ビー玉、板締めなどの技法を使います。そのまま布を水に浸け濡らします。次は茜やカリヤスなど、自然染料を煮出す作業。ハーブやお茶のような良い香りが漂います。そのまま加熱しながら、布を浸けること約15分。ここまでは通常の自然染めです。次に温泉の成分である「湯の花」を溶かした水に浸ける「媒染」を15分。その後、再び布を染料に15分浸けたら、染色作業は終了します。あとはビー玉や板を外し、模様がお目見え。水でもみ洗いして完成です。


温泉に含まれる成分の違いで、
仕上がりに独特な色味の変化があります!
ぜひ温泉染の世界を体験してみてください。

- 温泉染体験(天然染料×別府温泉)
- 所要時間:3~4時間
定員:3〜20名(3名未満、20名を超える場合は要相談)
ご予約:7日前までに要予約
場所:要相談
準備物:エプロン・汚れても良い服装がおすすめ
費用:4,500円(税別)/1人


心地よい秋風が吹く10月〜11月。清々しい空気に包まれて、由布岳や鶴見岳を間近に拝める最高のロケーションの中、芋掘り体験してみませんか。開催場所は、別府市と由布市の境目にある自然豊かな、里山の風景が残る地域。養蜂を営む首藤さん夫妻がご案内します。芋掘りと聞いて、幼稚園での体験を思い出す人も多いでしょう。しかし、この体験は別物。地中深く埋まった芋を土と格闘しながら堀り出す、手応えある芋掘りです。植物のパワーを感じ、大地の匂いを嗅ぎながら、心地よい汗をかき、自分の五感をチャージしましょう。
※10・11月以外の収穫体験は、しいたけやはちみつなどを企画中です。

まずは、山の口公民館に集合。必要ならば、長靴などを装備して出発です。畑までの道のりは里山散策。市街地とは違う新鮮な空気を吸い込みましょう。畑に着いたら、芋掘り開始。固い土を掘り起こし、大きさやカタチもバラバラな芋を収穫しましょう。自分の力で収穫したお芋は、どこか愛おしい存在。お店ではお目にかかれない、個性的なお芋が穫れるかもしれません。収穫物を手に、また散策しながら古民家に戻り、しばし休憩です。焼き芋や芋ドラ(芋のどら焼き)、御膳のスイーツなどを存分に味わいながら、首藤さんとおしゃべり。自然に触れ、ゆっくりした時間が流れる体験です。


植物のパワーを感じ、大地の匂いを嗅ぎながら、
心地よい汗をかき、自分の五感をチャージしませんか?
しいたけやハチミツなど様々な収穫体験を準備中!

- 別府の里山で芋掘り体験(お土産付)
- 所要時間:2〜3時間
定員:4~30名
ご予約:7日前までに要予約
場所:山の口公民館
準備物:汚れてもよい服装がおすすめ
費用:2,500円~/1人


古くから生活に欠かせない道具として、お土産品として、そして芸術品として、別府では竹細工が発展してきました。そんな地で、豊かな自然に囲まれながら竹に触れ、日常を忘れるひとときを過ごしませんか。古民家で竹細工を教えてくれるのは笑竹堂の三原啓資・萌枝さん夫妻です。古くから受け継がれてきた、知恵と技術がつまっている竹細工。見るだけでなく触れて形を作ることで、繊細さと楽しさ、心地よさ、一筋縄ではいかないおもしろさを味わいましょう。体験では山から伐り出した青いままの竹を使い、希望によってかごやざるなどを作ります。

30分〜6時間、ちいさな玩具から大きなかごまで、作りたいアイテムによって所要時間が変わります。職人がしっかり丁寧に指導するので安心。初体験の方は、1〜2時間で気軽にできる四海波かごがおすすめ。四海波かごは、花かごとして使われてきたものですが、あめなどのお菓子や鍵などの小物入れとしても使える飾りかごです。あらかじめ底の部分が組み合わせてある竹ひごを編みあげていく体験ができます。竹ひごは折れそうで怖いと感じることもありますが、しなやかで丈夫。その柔軟さを感じながら自分で編み込んでいく、少し難しいけど楽しい作業です。試行錯誤で作り上げた竹細工は、世界で唯一、オリジナルのお土産になりますよ。


私たちの作る竹かごは、古くから日本の各地で受け継がれてきたものばかりです。
変わらぬ形には使い手と作り手の知恵と技術が詰まっています。

- 竹細工職人に学ぶ別府竹細工体験
- 所要時間:30分以上(ご希望に合わせて)
定員:10名(※1名からご参加いただけます)
ご予約:7日前までに要予約
場所:笑竹堂(収穫体験と一緒に竹細工体験も可能)
準備物:汚れてもよい服装がおすすめ
費用:5,000円〜/1組
他にも別府ならではの体験がたくさん
普段では行けない場所で、
いつもと違う特別な体験を。
体に染み入る別府ならではの時間を
過ごしてみませんか?

- 豊の国千年ロマン観光圏
- 別府から国東半島で楽しめる様々な体験・ツアーをご案内しています。体験プログラム・ツアーの詳細につきましては公式サイトをご覧ください。