ふと現れる、レンガの風格ある建物。大きく直線的なデザインと、玄関のアーチがモダン建築です。昭和3(1928)年に建設された「レンガホール」は、現在国の登録有形文化財となっています。設計者の吉田鉄郎は「東京中央郵便局」などの設計を行う、逓信建築の先駆者として有名な人物。国内に現存する吉田鉄郎の建物は数が少なく、九州ではここと別府市公会堂の2つのみです。希少な建築をぜひじっくりと鑑賞してください。
レンガホールは鉄筋コンクリート構造で、外壁にはイタリア製のレンガタイルを使用しています。建設当初は別府郵便局の電話分室として利用され、その後は別府市の市役所分室、水道局分室、南部出張所などに利用されました。平成3(1991)年には大規模な改修が行われ「レンガホール」へと名称も変更。その後は別府市の観光協会や産業連携施設などに利用されています。令和6(2024)年には別府市内の芸術文化に関する情報を発信する「TRANSIT(トランジット)」もオープンしました。ふらりと立ち寄って、アートな情報を手に入れましょう。
駐車場 | あり |
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