昭和時代は湯治客で溢れていたといわれている別府には、鉄輪温泉、明礬温泉など様々な泉質をもつ温泉がたくさんあります。豊かな温泉文化が根付く別府を巡って心と体の免疫力をアップさせませんか。温泉に入浴するだけでなく、温泉の蒸気で蒸した地獄蒸し料理を食べて、エネルギーチャージの旅を楽しんだください。
日本最古の天然地獄として知られている血の池地獄は、赤く染まったドロドロ熱泥が迫力満点です。血の池軟膏売り場左手の階段を登ると血の池地獄を一望できる撮影スポットがあります。広々とした足湯も完備されているので癒されましょう。血の池地獄名物「血の池プリン」やここでしか購入できない「血の池軟膏」が有名です。
「べっぷ地獄めぐり」は血の池地獄を入れて、全部で7ヶ所。いろんな表情を見せる地獄をめぐって楽しんで下さい。
お次は国指定名勝の龍巻地獄。こちらは間欠泉の地獄となります。世界でも間欠泉の温泉はありますが、龍巻地獄は噴出周期が短いことが特徴です。一定の周期で噴出しており、屋根が取り付けられていますが、この屋根がなければ約30mも吹き上がります。龍巻農園で収穫されたフレッシュジュースやジェラートもぜひご堪能ください。
「海地獄」は約1300年前、鶴見岳の噴火によって誕生したといわれています。地獄とは思えないコバルトブルーは一瞬にして目を奪われる美しさです。一見涼やかな色ですが、泉温は98度で深さは200mもあり、まさに地獄。またここ海地獄は、国指定名勝でもあります。敷地内は自然に囲まれた庭園が広がり、季節に応じた色とりどりの景色を楽しめます。 お土産の海地獄オリジナルの入浴剤「えんまんの湯」が人気です。ぜひ探してみてくださいね。
鬼石坊主地獄の歴史は古く、733年(天平5)に編まれた豊後風土記にも登場しています。灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と 呼ばれる様になりました。実際に見てみると坊主頭にそっくりだから笑ってしまう。ポコポコと音を立てながら沸騰する様子は、つい見入ってしまう光景です。園内には温泉を足湯も完備されています。円形になっている足湯が、輪になっている感じが良い。冬にはざぼんやゆずが入った足湯を楽しむことができます。隣接する鬼石の湯は立ち寄り温泉。家族湯もあり、観光ついでにふらっと立ち寄ることができます。
かまど地獄は、1〜6丁目まで6つの地獄がありバラエティ豊かな地獄です。気温や天候によって色がかわる地獄もあります。ここは、見るだけでなく足湯や飲む温泉など体験ができるのも魅力の一つです。「温泉ピータン」「石垣まんじゅう」「醤油ぷりん」など地獄名物グルメも充実しています。
温泉噴気のかまどで調理する「地獄蒸し」はいかがですか。鉄輪温泉にはさまざまな地獄蒸しのお店がありますが、一軒家レストラン「蒸士茶楼」の地獄蒸しは健康や美容に良い進化系地獄蒸し。店名の「蒸士茶楼(むしちゃろう)」とは、大分の言葉で「蒸してやろう」という意味で、ランチ、ディナーどちらでも下準備から調理まで手間暇かけられた中国薬膳のコース料理をいただくことができます。通常100度の高温で蒸す地獄蒸しですが、蒸士茶楼では低温スチームで蒸し、食材を50°のお湯で洗うことにより食材本来の旨みを最大限に引き出すなど、店主のこだわりが詰まっています。※前日までの完全予約制
鉄輪「鉄輪むし湯」へ。ここでは温泉のルーツとされる蒸し湯が楽しめます。8畳ほどの石室の中に清流沿いにしか群生しない薬草「石菖(セキショウ)」が敷き詰められています。その上に浴衣を着て横たわる岩盤浴とサウナの間のようなスタイル。浴衣はレンタルが可能なので手ぶらでも問題なし。蒸し湯でかいた汗は、施設内の内湯で流せるので、すっきりと"ととのう"が体験できます。また目の前にある足蒸しは無料で利用できます。
鉄輪むし湯のすぐ近くの広場には「一遍湯かけ上人」の像があります。自分の体で悪い部分や治したい箇所にひしゃくで湯をかけた部分が良くなるとされています。この像のモデルとなっている一遍上人は、鎌倉時代に鉄輪温泉をつくったとされるありがたい僧侶。さらに無病息災、病気回復を願いたい人には「湯かけ願かけ札」という御守りもあります。この御守りは願かけ札にお湯をかけて持ち帰りましょう。願かけ札は「ここちカフェむすびの」でも購入できます。病気でなくても肩や腰など不調な部分に湯をかけてご利益を祈りましょう。
「蘭王たまごの郷」の向かいにある「湯山の里 和さび人」ではセラミックサンドバスが堪能できます。セラミックスサンドバスとは、天然鉱石「SGE」をベースに直径3mmの球状に加工したセラミックスの砂を温めて浴槽に敷き詰め、その砂の中に全身を入れて温め発汗を促すものです。体内に蓄積された老廃物を排出し、血行・リンパの流れが良くなります。また、セラミックスの圧力は指圧のような作用があり全身のツボを刺激してくれます。入浴時間は約15分ですが、岩盤浴以上に汗が出てスポーツ後のような爽快感を得られ、新陳代謝が良くなり冷え性の改善や美肌効果も期待できます。
サンドバスで汗をかいた後は、露天風呂で汗を流しましょう。露天風呂は貸切なのでゆっくり贅沢な時間を過ごせます。汗をかいてデトックスした体に温泉成分が染み込んでいき、体の芯から温まります。遠赤外線と温泉熱で身体の芯から温まるので、冷え性や便秘、肩こりに悩んでいる方にはとくにおすすめの温泉です。
※湯山の里 和さび人は予約必須
※高血圧の方は、入浴不可。
今回ご紹介した
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別府は大自然に恵まれ、海の幸・山の幸両方の郷土料理が楽しめるグルメの街。郷土料理を気軽に味わい、特産品や雑貨と触れるのもおすすめです。別府駅周辺だけでも別府を感じられるスポットが点在しています。てくてく路地裏を歩いたり昔ながらの商店街を訪れたりして、昭和レトロな別府の街並みとともに大分の食や特産品に触れてみましょう。
半日旅温泉でぽかぽかあたたまるのはもちろん、こどもも楽しめるアウトドアやアクティビティも充実している別府。緑豊かな大自然を満喫し、別府でキャンプを思いっきり楽しみましょう。レンタカーを借りて、地元っ子たちが通うスーパーマーケットに行くのも旅の醍醐味。ファミリーキャンプで子どもたちと思いっきり遊んで、思い出の1ページを。キャンプの後は美しい夕日を見ながらリラックスした時間を過ごし、家族だけの時間を楽しんでください。
一日満喫別府は自然に沿って作られた観光スポットが多い街です。 おすすめスポットが市内の中に点在しているので、ルートを決めてドライブしましょう。地獄温泉ミュージアムで温泉のルーツを見て、感じて、温泉に浸かって思いっきり定番の別府を楽しんでください。地獄や温泉に触れたら、大地の恵みと生きるエネルギーを感じられるでしょう。定番の観光地以外にも、別府ならではのめずらしい体験やもくもく湯けむりを楽しんでください。
一日満喫別府観光でははずせない別府の歴史が詰まった観光地「べっぷ地獄めぐり」を全てめぐるコースです。温泉のほかディープなスポットや穴場スポットも多い別府ですが、様々な地獄からモクモクと湯けむりが立ち上り、それぞれの地獄によって違う顔を見せてくれます。海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄は国指定名勝でもあります。歴史を学びながら地獄めぐりを満喫して、お腹が空いたら噴気で蒸した鉄輪名物「地獄蒸し」をご堪能ください。きっとあなたも別府の虜になるはずです。 「べっぷ地獄めぐり」は、一気にめぐると大体2時間〜2時間半で回ることができますので、旅のスタイルにあわせて楽しんでくださいね。
一日満喫アーティストが集まる別府は、街のあちこちにアートが光る街。アートスポットが点在する別府で、芸術や建築などを見てまわるのもおすすめです。目に留まる風景の中にアートが隠れていたり、商店街で展示会があっていたりと、さまざまな場所でアートと触れることができます。美味しい食事とアートめぐりで思わずシャッターを切りたくなるような旅を楽しんでください。
一日満喫早朝フェリーに乗って別府に到着したら、タクシーや車を手配して朝早くから空いている別府のお店でモーニング。別府定番スポットや別府の街並みが一望できるロープウェイで絶景を眺めたり、名湯に入浴したり、郷土料理をいただいたりと、朝から思いっきり別府温泉ならではの体験を楽しんでください。
一日満喫“家族みんなが満足する旅”にしたいなら、アクティブレジャーがオススメ!遊園地で思い切り遊んだり、リゾートホテルで温泉エンターテイメントを体験したり、ワクワクするバイキングや食べ歩きを満喫したり。別府らしい定番スポットを押さえつつ、観光時間も、ホテル時間もアクティブに楽しむことができるコースです。 たくさん動いて、たくさん遊んだ分、思い出もいっぱい。帰りには、家族の絆も深まっているはず!
一泊二日温泉地として多種多様な人が集い、交流し、栄えてきた別府では古くから「共生の文化」が育まれてきました。そして、その共生の文化の中で自然と整備されたのが「バリアフリー観光」。障がいの有無や年齢に関係なく旅行を楽しめるよう、別府市内各所には様々な配慮や工夫がなされています。「気にせんでいいんよ」そんなあたたかい気風も別府ならでは。さぁ、心身にストレスを感じることのない、自由で豊かな旅に出かけましょう!
一泊二日